Blenderで3Dキャラモデル作ってみた
配布されていないキャラクターでも自分で作ってみたい!モデルつくりって実際なにやってるのか知りたい!ということで、3Dモデル作成に初挑戦し動かしてみました。
3DCG作成について調べてみると、CG化までには、
モデリング(メッシュデータ作成)
↓
テクスチャ設定(質感、カラーなどの設定)
↓
ライティング設定
↓
レンダリング(3Dから2D画像に落とし込む)
という流れをたどるようです。
3DCG作成ツールとしてはmayaなどのソフトウェアが有名なようですが、値段がウン十万単位だったので即却下。
どれも高額ではありましたが、その中で「Blender」は無料だったため今回blenderでモデル作成することにしました。Blenderは上述のモデリングからレンダリングまで一通りはできます。
3DCGに関わったことのない私、さっそく書店に行って本を購入!ネット上にも情報はたくさんありましたが、紙の良さに惹かれて。
Blender 3Dキャラクターメイキング・テクニック Benjamin著
この本、amazonだと酷評だったのですが、初心者の私でも普通に難なくモデル作成でき動かすことができました。「顔を作るのが難しくて説明が少ない」とamazonではレビュられてましたが、本に前から&横から見た下絵と頂点の絵が複数あるのでそれを参考にどんどん頂点を打ってけば、できました。
ついでに、ゲームエンジンUnreal Engine 4の本も購入。こちらのソフトも販売無し目的に使用する場合は無料です。
まずはblenderのソフトをインストールし、本に記載してあるデータ(私は下絵[前面から見た絵、90度側面から見た絵]のみ使用)もダウンロードしました。
その後、およそ下記の通りの流れでキャラ作成しました。
モデリング(メッシュ作成)
↓
マテリアル・テクスチャ設定(色、質感設定)
↓
アニメーション設定
メッシュ作成
前面から見た下絵と側面から見た下絵をもとにどんどん頂点を配置し、線でつないでいきます。
まず、前面から見たxz平面で下絵と本に載っている絵の点を参考に、頂点の位置を決めます。都合により下絵は↓の画像には載せてませんが下絵をメッシュの後ろに重ねながら作業しました。
ある程度区切りのいいところまで頂点を売ったら、視点を90度回し側面から見たyz平面で基本的にはy方向だけを動かして下絵、本の絵を参考に頂点の位置を決めます。
これで、メッシュの頂点の位置が決まるので、基本的にはこれを多数繰り返していけばほぼメッシュ完成です。ある頂点から線を伸ばして新たな頂点を作成するショートカットEと接続のショートカットFを使いまくりです。
その他にも便利なショートカットやツールを使ってさらに効率アップです。
下絵を参考にはしましたが、違う画像やフィギュアも見つつ感覚で補正して違うキャラクターを作成しました。
今回行ったのは主に、前面から見て位置合わせして、側面から位置合わせして、拡大縮小してと単純な作業なので、違うキャラクターを難なく作ることができました(クオリティーを気にしなければですが)。
思ったほど、ここまで困難はなかったのですが、想像以上に時間がかかりました。GW中だったこともあり2,3日もあれば簡単なものが動かせると思ってましたが、メッシュ作成で既に3日経過( ゚Д゚)
「けど、メッシュ完成したし、もうすぐ動くぞいっ!」
と思っていましたが、ここからさらに時間が、、、
マテリアル・テクスチャ設定
完成したメッシュデータに区切り線を入れてメッシュ領域を分けて色や反射、透過などの設定をしていきます。絵を貼り付けるテクスチャ設定も行います。
テクスチャ設定ではメッシュを区切り線で分けた領域で平面化出力し、お絵かきソフトで色塗りしていきました。
3Dメッシュの対応位置を見つつ塗っていきました。
3Dに直接塗るのではなく、平面に切り開いて塗るんですね、知らなかったです。
塗り終わって、
前から、
横から
高木さん風ですが、中二病の六花ちゃんのフィギュアを見ながら作ってたらちょっとセクシーになりましたw
随時ライティング(光の強度、光源位置など)、レンダリングも設定
アニメーション設定
動きについては、下記①、②などの方法でキーとなる恰好を決め、後述のようにそれらを時間的に配置することでそのキーを補間する形で動作します。
①メッシュを少し変えてほしい形(ウインクなど)にして、位置記録
②骨組み(アーマチュア)を作ってメッシュとの連動具合(ウェイト)を決め、ほしい恰好に動かして記録
うん可愛い(*´ω`*)
上記の恰好や色などを時間的に下画像のように配置すると、後はそれを補間するかたちでアニメーションします。
完成!
動いた~~~~~!
最終的に力尽きて単純な動きにw
なんだかんだで、1日中やっていたわけではありませんが、3DCGツール使ったことない状態からトータルで6日間近くかかりました。
これはハイクオリティー、動きも多彩にしたら、とてつもなく時間かかりそうですね。
とりあえず、っぽくなりましたし、動いてよかったです。